ドライヘッドスパ専門店「癒し〜ぷ」創業者。看護師国家資格を取得後、総合病院・老人ホーム・保健所で経験を積む。「疲れをため込みがちな現代人が、ほっと息抜きできる癒しの場所をつくりたい」という想いから、一席のみの完全個室サロンとして癒し〜ぷを新宿で開業し、開業3ヶ月で黒字化。解剖生理学に基づいた知識・技術に定評があり、セラピストの技術・接客教育やメンタルフォローまで幅広く活動している。
「背中がガチガチで、腕を上げると肩甲骨のあたりがゴリゴリいう」「肩甲骨はがしをやってみたいけど、体が硬くて起き上がってやるのはおっくう」——そんなお悩みはありませんか。
実は、肩甲骨まわりのこりは自分では手が届きにくく、いちばんほぐしづらい部位のひとつ。だからこそ、力を抜いて寝たままできる「寝ながら肩甲骨はがし」が便利です。仰向けで脱力すると肩甲骨が動かしやすくなり、ムリなくほぐせます。
この記事では、癒し〜ぷの看護師・はるさん監修のもと、寝ながらできる肩甲骨はがし・ストレッチのやり方と、そのコツ、そして「ストレッチが続かない・手が届かない」という方に向けた”寝ているだけでほぐせる”セルフケアまでご紹介します。
そもそも、なぜ肩甲骨・背中はガチガチにこるのか
肩甲骨は、背中の上で”浮いている”骨で、本来は肋骨の上を滑るように大きく動きます。ところが——
- デスクワーク・スマホで腕を前に出した姿勢が続く
- 猫背・巻き肩で肩が内側に入る
- 運動不足で肩甲骨を大きく動かす機会が減る
こうした状態が続くと、肩甲骨が肋骨に張り付いたように動かなくなり、まわりの筋肉(僧帽筋・菱形筋・肩甲挙筋・広背筋など)が縮こまってこり固まります。これが「背中のガチガチ」「肩甲骨のゴリゴリ」の正体です。
肩甲骨まわりは「自分でほぐしにくい」部位
やっかいなのは、肩甲骨の内側は自分の手が届きにくく、力も入れづらいこと。指圧のプロでも「肩甲骨の内側縁は、ご自身ではなかなかほぐしにくい場所」と言うほどです。だからこそ、ストレッチで動かしたり、道具を使って押したりする工夫が役立ちます。
30秒セルフチェック|あなたの肩甲骨は固まってる?
まずは今の状態を確認してみましょう。
- まっすぐ立つ(または座る)
- 両腕を前ならえの位置から、ゆっくり真上に上げます
- このとき、腕が耳の後ろまでスッと上がるかをチェック
耳の横で止まってしまう・肩に力が入る・左右差がある——という方は、肩甲骨まわりが固まっているサインです。
サロンでも「肩より背中・肩甲骨のほうがつらい」という方はとても多いです。背中は自分で見えず触れづらいので、こっているのに放置しがち。だからこそ、寝る前の数分でいいので”動かして・ゆるめる”習慣を持つと、翌朝の軽さが変わってきますよ。
「肩甲骨はがし」とは?寝ながらでも効果はあるの?
「肩甲骨はがし」とは、こり固まって動きにくくなった肩甲骨を、ストレッチや動きでしっかり動かし、肋骨から”はがす”ように可動性を取り戻すセルフケアのこと。血行がうながされ、肩や背中の軽さ・姿勢のスッキリ感につながります。
そして「寝ながら(仰向け)」は、肩甲骨はがしととても相性が良い姿勢です。理由は、
- 全身の力が抜けて肩甲骨まわりが脱力しやすい
- 床が背中を支えてくれるのでフォームが安定し、ムリな力みが入りにくい
- 就寝前やお風呂上がりに、そのまま布団の上でできる
ただし、ひとつだけ大切なこと。肩甲骨はがしは一度で劇的に変わる”魔法”ではありません。表面の筋肉からやさしくほぐし、毎日少しずつ続けることで、じわじわとラクになっていきます。「痛気持ちいい」範囲で、呼吸を止めずに行いましょう。
寝ながらできる肩甲骨はがし&ストレッチ【4つ】
布団やマットの上で、仰向け・脱力してできるメニューです。お風呂上がりの体が温まったタイミングがおすすめ。各30秒〜1分を目安に、呼吸に合わせてゆっくり行いましょう。
1寝たまま肩甲骨まわし
仰向けで両腕を天井にまっすぐ伸ばします。腕を上げたまま、肩甲骨から大きく前後に動かすイメージで、肩を天井方向へ突き上げ→ストンと下ろす。10回ほど。肩甲骨が床から浮いたり沈んだりするのを感じましょう。
2寝たままバンザイ→肘引き(W字)
仰向けでバンザイをし、床を滑らせるように両ひじを脇に向かって引き下げます。このとき左右の肩甲骨をぐっと中央に寄せるのがポイント。胸が自然に開きます。バンザイ↔肘引きを10回。巻き肩・猫背の方に特におすすめです。
3丸めたタオルで背骨・肩甲骨ほぐし
バスタオルを細長く丸め、背骨に沿って縦に置き、その上に仰向けで寝ます。両腕を軽く横に広げると、胸が開いて肩甲骨まわりがじんわり伸びます。30秒〜1分キープ。フォームローラーがあれば、背中の下で横向きに当てて軽く転がすのも効果的です(腰は反らせすぎないよう注意)。
4膝立て・左右ゆらしで背中を脱力
仰向けで両膝を立て、そろえた膝を左右にパタパタと倒します。背中と肩甲骨まわりの緊張がゆるみ、仕上げのリラックスに最適。呼吸をゆっくり続けながら、気持ちいい範囲で。
痛いのを我慢してグイグイやるのは逆効果。筋肉は「痛い」と感じると防御でかえって縮こまります。”痛気持ちいい”で止めて、呼吸を吐きながらゆるめるのがコツです。続けられそうな2〜3種類だけでも十分ですよ。
ストレッチが続かない・手が届かない人へ|”寝ながらほぐす道具”という選択
とはいえ、「毎日ストレッチを続けるのは、正直むずかしい」「肩甲骨の内側まで手が届かない」という声も多いもの。そんなときに頼りになるのが、寝ているだけで受動的にほぐしてくれる”道具”です。タイプ別に整理しました。
| タイプ | 手軽さ | 背中・肩甲骨への届きやすさ | “寝ながら”できる |
|---|---|---|---|
| フォームローラー | △ 自分で転がす必要 | ○ 広範囲 | △ 動きが必要 |
| 指圧・ツボ押しグッズ | ○ | △ ピンポイント | △ |
| 電動マッサージ器 | ○ ただし充電・音 | ○ | △ 就寝には不向き |
| 寝ながらほぐす枕タイプ | ◎ 寝るだけ | ◎ 肩〜背中を面で | ◎ そのまま |
いちばん手軽で、しかも手の届かない肩〜背中を”面”でほぐせるのが「寝ながらほぐす枕タイプ」。ストレッチが続かない方や、寝る前のリラックスタイムにそのまま取り入れたい方にぴったりです。
寝ているだけで肩甲骨・背中をほぐす「ほぐし〜ぷピロー」

「サロンの癒しを、ご自宅でも」——ドライヘッドスパ専門店の癒し〜ぷが寝具メーカーと共同開発した、指圧発想のセルフケアまくら「ほぐし〜ぷピロー」。まさに“寝ながら肩甲骨はがし”を道具にしたような一台です。
28本のフィンガーピンが、手の届かない背中を指圧

28本の突起(フィンガーピン)が、もみほぐす際にいちばん気持ちいい「親指の腹」の感覚を再現。自分では手が届きにくい肩〜背中・肩甲骨まわりを、寝ているだけで押し上げてほぐします。ストレッチが苦手な方でも、寝転がるだけでOKです。
眠りを妨げない「微圧構造」の2層式

沈み込む上層と、押し上げる下層の2層式「微圧構造」で、気持ちいいけれど痛すぎない”やわかた”の刺激。寝る前のリラックスタイムや、体を休めながらのセルフケアの時間に取り入れてみてください。
毎日使えるうれしい実用性
- へたりにくい:10年間の寝返りを想定した連続8万回の圧縮テストでも高い耐久性を実証
- お手入れ簡単:カバーは洗濯機で洗えるので、いつも清潔に
ストレッチ(自分で動かす)と、道具でほぐす(受け身でゆるめる)は、どちらも大切で相性抜群です。「今日は疲れてストレッチする元気がない…」という日ほど、寝ながらほぐせるアイテムに頼ってOK。ゼロにしないことが、こりをためないいちばんのコツです。
寝ながら肩甲骨はがしのよくある質問
まとめ|寝ながらほぐして、背中も気持ちも軽やかに
肩甲骨・背中のこりは、自分では手が届きにくいぶん、放置しがちな部位。だからこそ、寝る前の数分でできる「寝ながら肩甲骨はがし」を習慣にするのがおすすめです。
- 寝たまま肩甲骨まわし
- 寝たままバンザイ→肘引き(W字)
- 丸めたタオルで背骨・肩甲骨ほぐし
- 膝立て・左右ゆらしで脱力
そして「ストレッチが続かない」「手が届かない」という方は、寝ているだけでほぐせる道具を上手に頼りましょう。ゼロにしないことが、こりをためないいちばんのコツ。今日の夜から、布団の上でできることから始めてみてください。あなたの背中と気持ちが、少しでも軽くなりますように。
| 店舗名 | 寝ながら肩甲骨はがし|ガチガチの背中を寝たままほぐす方法【看護師監修】 |
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