- 何度で洗顔をすればいいの?
- 熱いお湯のが汚れが落ちそうだけど、問題ないか知りたい
- 冷たい水で手早く洗顔してもいいのか教えてほしい!
洗顔する時の水温はとても重要です。
水温を間違えてしまうと、皮膚バリア機能が低下してしまったり汚れが洗い流せない場合があります。
そこで今回は、洗顔時の温度とぬるま湯で行う理由4つを解説します。
この記事を参考すれば、間違った水温での洗顔トラブルを防ぐことができます。
洗顔を32℃〜36℃のぬるま湯で行う3つの理由
洗顔するときの水温が32℃〜36℃である理由は以下の3点です。
- 皮膚の温度も32℃〜34℃なので肌に負担が少ない
- 余分な皮脂を洗い流せる温度
- 肌の水分量を多く保つことができる
それぞれ詳しく解説していきます。
皮膚の温度も32℃〜34℃なので負担が少ない
一般的に肌の表面温度は32℃〜34℃と言われています。
そのため肌表面温度に近い32℃〜36℃で洗顔することで、肌への負担を少なくできるというメリットがあります。
脇で測る体温計の温度とは別なの?
「体温」と「表面温度」は少し違います。
人の体温は身体の中心(心臓)に近いほど高くなり、遠いほど低くなります。
そのため体の中心(心臓)から離れた顔の表面温度は「脇」で測る体温よりも低くなります。
また、肌質によっても適正温度が少し変わるので、自分に合った温度で洗顔をしましょう。
- 乾燥肌:28℃〜32℃
- 普通肌:32℃〜34℃
- オイリー肌:34℃〜36℃
余分な皮脂を洗い流せる温度
洗顔は、不要な皮脂や汚れを落とすことが大切です。
肌の皮脂は30℃くらいから溶け出すと言われています。そのため30℃以上のぬるま湯で洗顔を行うことにより皮脂をきれいに洗い流す事ができます。
じゃあ高い温度なら、たくさん洗い流せるの?
もちろん、高い温度であるほど汚れはたくさん洗い流せます。ですが高すぎる温度は注意が必要です。
ここでディセンシア(化粧品大手ポーラオスビスのグループ会社)の調査結果を見てみましょう。
※画像の右側をご覧ください
25℃〜42℃のお湯の温度によって、汚れの落ち具合に違いがでてきます。
<汚れの落ち具合>同時に汚れの落ち具合の確認をしたところ、お湯の温度が高い方が汚れの落ち具合はよく、25℃では汚れが落ちにくい状態でした。
引用:株式会社DECECIA「冬の肌と洗顔に関する調査」
このように42℃と高い水温であるほど汚れ落ちがよく、25℃と低いほど汚れが落ちにくいという結果になりました。
しかし、熱いお湯であるほど肌へのダメージが大きくなってしまうため注意が必要です。
肌の水分量を多く保つことができる
32℃〜36℃ほどのぬるま湯での洗顔では、洗顔後に肌の水分量を多く保つことができます。
ふたたびディセンシアの調査結果を見てみましょう。
※画像左グラフをご覧ください
<水分蒸散量>25℃、36℃、42℃のお湯で洗顔をした時の水分蒸散量を調べたところ、お湯の温度が高くなると洗顔直後から水分蒸散量が高くなり、42℃では洗顔後時間が経過しても水分蒸散量が高いままでした。
引用:株式会社DECECIA「冬の肌と洗顔に関する調査」
10分後に注目をしてみると、温度によって水分蒸散量に違いがでてきます。
42℃では10分経っても水分が蒸発しているのに対して、36℃では25℃の蒸発量と同じだけ数値が下がっています。
この結果から32℃〜36℃という温度設定は、肌に多くの水分量を保ちながら余分な皮脂も落とせる温度と言えるでしょう。
- 皮膚の温度も32℃〜34℃なので肌に負担が少ない
- 余分な皮脂を洗い流せる温度
- 肌の水分量を多く保つことができる
熱いお湯のNG理由
ここからは熱いお湯のNG理由を解説していきます。
- 必要な皮脂まで一緒に洗い流される
- 肌のセラミドが溶け出す
- 毛穴が目立ってしまう
必要な皮脂まで一緒に洗い流される
熱いお湯での洗顔は、肌に必要な皮脂膜も一緒に洗い流してしまいます。
「皮脂膜」とは、肌の角層表面を覆っている膜です。
皮脂も必要なの?
この「皮脂膜」の働きによって、肌の潤いが保たれていいます。
そのため皮脂膜を洗い流しすぎると乾燥肌の原因になったり、皮膚バリアの低下にもつながってしまいます。
肌のセラミドが溶け出してしまう
熱いお湯で洗顔してしまうと肌のうるおいを保つセラミドが溶け出してしまいます。
セラミドってなに?
表皮の角質層にある「セラミド」は、肌のうるおいを保つ保湿機能の役割があります。
肌のうるおいを保つセラミドなどの保湿成分は、肌の美しさを守るためにもとても大切です。
セラミドなどの保湿成分を溶け出させないためにも、熱いお湯での洗顔は控えましょう。
毛穴が目立ってしまう
熱いお湯で洗顔をしてしまうと、肌が乾燥してしまいます。
その結果、「キメが荒くなり➝毛穴が目立つ」という現象がおこり、肌に穴が空いたように見えてしまいます。
そのためきれいな肌を保つためにもぬるいお湯を使うことをおすすめします。
冷たい水のNG理由
最後に冷たい水のNG理由を解説します。
- 肌への刺激が強く「引き締め効果」も期待できない
- 美容成分が肌に浸透しにくい
- 余分な皮脂や汚れが残ってしまう
肌への刺激が強く「引き締め効果」も期待できない
冷たい水は肌にとって強い刺激となり毛細血管を開かせます。その影響により肌が赤くなったり炎症を引き起こす場合があります。
「毛穴の引き締め効果もある」って聞いたことあるよ?
「冷たい水=毛穴の引き締める」というイメージがありますが、あくまで30分ほどの効果しかなく長くは続きません。
毛穴の引き締める目的で、冷たい水を使用することは得策とは言えないでしょう。
美容成分が肌に浸透しにくい
先程お伝えしたように冷たい水は一時的に毛穴を引き締めます。
ですが毛穴が引き締まっていると、化粧品の浸透率が低下してしまいます。
洗顔後は美容液や化粧水を使用するため、肌への浸透率が悪いとうまく効果を発揮することができません。
余分な皮脂や汚れが残ってしまう
皮脂の溶け出す温度は、30℃前後とお伝えしました。
そのため洗顔時に冷たい水を使ってしまうと皮脂が固まってしまい、毛穴の汚れを落とすことができずそのまま残ってしまいます。
皮脂は肌に残してもいいんじゃないの?
適度に皮脂を残すことは問題ありません。ですが酸化した古い皮脂まで残してしまうと肌トラブルの原因になります。
洗顔は32℃〜36℃のぬるま湯で肌へのダメージを減らそう
洗顔には32℃〜36℃のぬるま湯が良いな理由は以下の4つでした。
- 不要な皮脂を落としすぎない
- 乾燥しすぎない
- 毛穴を開いた状態で汚れを落とせる
- 皮膚の温度も32℃〜34℃なので肌に負担が少ない
洗顔時の水温は、肌へのダメージを与えないためにもとても大切なポイントです。
熱いお湯や冷たい水で洗顔していた方は、32℃〜36℃のぬるま湯での洗顔を意識してみてください。
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店舗名 | 【適正温度は?】洗顔を32〜36℃のぬるま湯で行う4つの理由 |
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