腰痛に良いマットレスおすすめ人気ランキング17選【2024年】選び方や腰が痛い際の対処法、対策も

「最近起きたときに腰が痛い…」
「マットレスを変えようと思うけど、どれを選べばいいかわからない！」
「選び方のポイントは？」

腰痛を和らげるためには、自分に合ったマットレスを選ぶことが重要です。しかし、数多くの製品が販売されている中で、どれを選べば良いのか迷ってしまうでしょう。

そこで、腰痛対策に特化した人気マットレスを厳選し、ランキング形式で17製品をご紹介します。腰痛対策に必要な要素を基準に詳しく解説。選び方のポイントや今からできる腰痛対策までご紹介します。自分にぴったりのマットレスを見つけて快適な睡眠環境を手に入れましょう。

腰痛対策におすすめのマットレス17選比較一覧表

腰痛対策には、体に合ったマットレスを選ぶことがとても大切です。寝ている間に体圧をしっかり分散し、背骨を自然な位置に保つことで、腰への負担を和らげる効果が期待できます。

ただし、マットレスの性能や特徴はさまざま。そこで、腰痛におすすめの17製品をご紹介します。ぜひ参考にして、自分にぴったりの一枚を見つけてください。

おすすめ17選のマットレスが比較できるよう表にまとめました。各メーカーの特徴や価格帯を比べながらご覧ください。

腰痛対策におすすめのベッドマットレス人気ランキング17選

腰痛に悩んでいる方にとって、マットレス選びはとても大切です。体をしっかり支えながら負担を減らしてくれるマットレスが見つかれば、眠りの質が大きく変わります。

しかし、種類が多すぎて迷ってしまうこともあるのでしょう。そこで、腰痛対策に特化した人気のマットレスをランキング形式で17点ご紹介します。

それぞれの特徴をチェックして、自分にぴったりの一枚を見つけてください。各マットレスのおすすめポイントも挙げるので、最適な製品が見つかるでしょう。

①エマ・スリープ エマ・ハイブリッド V2 プラス

参照：emma-sleep-japan.com

エマ・ハイブリッド V2 プラスは、体圧分散性と耐久性を兼ね備えたハイブリッドマットレスです。低反発フォーム・高反発フォーム・ポケットコイルを組み合わせた3層構造。

体をしっかり支えつつ快適な寝心地を提供します。腰痛に悩む方に特化した設計となっており、寝返りをスムーズにし、自然な寝姿勢をサポートしてくれる製品です。

また、高い通気性により蒸れを防ぎ、一年中快適な点でも人気があります。お試し期間が100日間設けられているため、自宅で実際に使用してフィット感を確認でき安心です。

高品質でありながらコストパフォーマンスが高く、長期保証も付いているため、安心して購入できる人気のマットレスです。

②雲のやすらぎプレミアム

参照：ichiban-boshi.com

雲のやすらぎプレミアムは、腰痛対策に適した高反発マットレスです。5層構造が体圧を均等に分散し、腰や肩への負担を軽減します。

また、表面に採用された羊毛ウールが優れた温度調節機能を発揮。上下を入れ替えることで季節を問わず快適な睡眠環境をサポートします。

厚さ17cmの構造により、十分な弾力と支えを実現しており、寝返りのしやすさも魅力です。さらに、100日間のお試し期間があるため、長期間試用して体に合うかどうかを確認できるのも嬉しいポイントです。腰痛改善を目指す方におすすめの商品です。

③メディテムマットレス

参照：meditem.jp

メディテムマットレスは、医療メーカーと共同開発された腰痛対策に特化した高性能マットレスです。高密度ウレタンフォームを採用し、寝姿勢を自然に保ちながら体圧を均等に分散します。

腰や肩への負担を軽減でき、快適な睡眠環境となるでしょう。また、専用カバーは水洗いできるため、衛生面が気になるお子様から高齢者まで安心して使えます。

シンプルながらも機能性に優れた設計で、初めてマットレスを購入する方にもおすすめです。お試し期間と長期保証が付いているため、安心して購入できます。

④雲のやすらぎ極マットレス

参照：ichiban-boshi.com

雲のやすらぎ極マットレスは、雲のやすらぎシリーズの最高峰。腰痛対策に特化した極厚13層設計が特徴です。高反発ウレタンが体をしっかり支え、低反発素材が体圧を吸収。理想的な寝姿勢をキープできるでしょう。

特注の通気口が備えられているため、通気性も問題ありません。厚さ27cmの構造は、体をしっかり支えるだけでなく、腰痛軽減にも効果的。60日間のお試し期間と長期保証も備えているため、初めての購入でも安心できるマットレスです。

⑤ブレインスリープ マットレス フロート

参照：brain-sleep.com

ブレインスリープ マットレス フロートは、特殊素材を使用した通気性の高さが特徴のマットレスです。高反発ファイバー素材が空気を通しやすく、90％が空気層でできているため湿気をためにくい構造になっています。

さらに、体圧分散性にも優れた設計で、腰や背中の沈み込みを支え、理想的な寝姿勢をサポートします。全体が洗える仕様で、清潔を保ちやすく、アレルギー体質の方にもピッタリです。軽量設計のため、女性でも取り扱い簡単です。

⑥ASLEEPファインレボマットレス

参照：asleep-dc.com

ASLEEPファインレボマットレスは、腰痛対策に特化した特許技術「ファインレボユニット」を採用しています。このユニットは、体の動きに合わせて3次元に変形するため、自然な寝姿勢を保ってくれます。

耐久年数は30年を謳い、長期間使用してもへたりにくいのが特徴です。また、選べる2つの硬さがあり、自分好みの硬さを選べるのも嬉しいポイント。カバーは外して洗えるため、衛生面が気になる方にもおすすめの1枚です。

⑦アクティブスリープ マットレス

参照：activesleep.jp

アクティブスリープ マットレスは、睡眠データに基づき硬さを調整できる画期的な製品です。専用アプリまたはリモコンで、好みや体の状態に合わせてマットレスの調整が可能。

その日の自分の体調に合わせた寝心地を提供します。コントロールできる秘密は、マットレス内にあるエアセル23本。一つ一つに空気を送り込むことで、硬くしたり柔らかくしたりできます。体圧分散性にも優れているため、腰痛にお悩みの方にもおすすめの製品です。

⑧高反発マットレス モットン

参照：motton-japan.com

モットンは、腰痛対策に特化した高反発マットレスです。反発力の異なる3つの硬さから、体型や体重に応じて最適な1枚を選べます。

高反発フォームが自然な寝姿勢を保ち、腰への負担も軽減できるでしょう。また、通気性に優れた構造のため、夏場でも蒸れにくいといった特徴もあります。選んだ硬さが合わなかった場合でも、返品保証期間内なら交換できるのも嬉しいポイントです。

⑨エマ・スリープ エマ・プレミアム V2 プラス

参照：emma-sleep-japan.com

エマ・プレミアム V2 プラスは、腰痛対策に特化した7層構造のマットレスです。高反発フォームと低反発フォーム、ポケットコイルを組み合わせた設計。

体圧を効率よく分散し、背骨を正しい位置でサポートします。さらに、通気性の高いカバー素材が蒸れを防ぎ、一年中快適に使えるでしょう。高品質な素材を使用しているため耐久性にも優れ、10年保証付きと長期的に満足できるマットレスです。

⑩リムネ ザ マットレス

参照：limne.jp

リムネ ザ マットレスは、包みこまれるような柔らかさでありつつ、適度な硬さの新感覚マットレス。高密度ウレタンフォームは体圧を均等に分散してくれるため、腰や肩への負担を軽減できます。

カバーは取り外して丸洗いできるため、清潔に使えるのも嬉しいポイントです。さらに、通気性が良いので、一年を通して蒸れにくく快適な睡眠環境を保てるでしょう。

関東限定ですが、不要マットレスの引き取りサービスも提供しています。買い替えを検討している方は、公式サイトを確認してみてください。

⑪ドクタータフィ

参照：doctoryotsu.com

ドクタータフィは、腰痛専門の接骨院と家具メーカー共同開発の、腰痛対策マットレスです。高反発フォームと低反発フォームの2層構造。

体圧分散しつつ体をしっかり支え、理想的な寝姿勢をサポートしてくれます。腰や背中はもちろん、スマホ首や肩にも効果があるでしょう。

今のマットレスの上にドクタータフィを置いて使うため、不要マットレス処分の手間もありません。耐久性も高くヘタりにくいため、寝返りが多い方にも長く愛用していただける製品です。

⑫ネルマットレス

参照：nell.life

ネルマットレスは、ウレタンフォームとポケットコイルを組み合わせた構造です。小さく密度の高いコイルは、一般的な製品の2倍使われています。

多くのコイルを使うことで、理想的な姿勢をキープし腰への負担を軽減可能に。防ダニ・防臭作用もあるため、衛生的な睡眠環境を保てるでしょう。

耐久テスト10万回をクリアしたマットレスなので、長く愛用できるのも嬉しいポイントです。サイズラインナップも豊富でキングサイズまであるため、一人暮らしからファミリーまで幅広く人気の製品です。

⑬GOKUMIN ほぐれるジェルマットレス ストレート

参照：gokumin.co.jp

GOKUMIN ほぐれるジェルマットレス ストレートは、腰痛を軽減するために、整体師監修の元設計されたマットレスです。柔らかいTPEジェル素材が体の形にフィットし、体圧を分散することで、腰への負担を軽減します。

高弾力で寝返りをサポートでき、耐久性も高いため長期間お使いいただける製品です。今のマットレスの上に置くだけで使えるため、値段が手頃なのもポイント。新食感のジェルマットレスを試してみたい方は公式サイトをご確認ください。

⑭ブレインスリープマットレス オーバーレイ

参照：brain-sleep.com

ブレインスリープマットレス オーバーレイは、手持ちの寝具に敷くだけで快適性を向上できる製品です。腰部分は硬さが異なるため、適度に腰を持ち上げてくれる仕様に。

軽量で取り扱いも簡単です。普段使っているマットレスや布団に重ねるだけで、さらに睡眠を快適にすることができます。

特殊ファイバー素材は、高い通気性を持ち、湿気をため込まず一年中快適。さらに、シャワーで丸洗いできる設計なので、ハウスダストやダニの心配もありません。腰痛対策はもちろん、寝具のアップグレードを手軽に試したい方にぴったりです。

⑮フィットミーマットレス スタンダード

参照：feliciarc.com

フィットミーマットレス スタンダードは、3次元に動く「ファインレボ」を採用した機能性の高いマットレスです。誰にでもフィットする製品を目指し、現役の医師と共同開発。

こだわりの素材は通気性が良く、蒸れにくく一年中快適に使用できます。その一方で、シングル10万円以下と価格は手頃な設定となっており、初めてマットレスを購入する方にもぴったりです。120日じっくり自宅でお試しできるため、安心して購入できるマットです。

⑯くじらマットレス

参照：kujirabed.com

くじらマットレスは、高反発フォームを採用し、体をしっかり支える硬めの寝心地を提供します。腰痛・肩こり対策に特化した体圧分散性にも優れており、寝姿勢をサポート。

マットレス内部は自由に入れ替えられる仕様になっており、硬さ調整は全60パターンに。あなたに最適な寝心地や硬さが必ず見つかるでしょう。

配置に迷ったときは公式サイトのAIが診断してくれるため、迷う心配もありません。マットレス選びで迷っている方は、くじらマットレスをあなた仕様にアレンジしてみましょう。

⑰GOKUMIN プレミアムスプリングマットレス

参照：gokumin.co.jp

GOKUMIN プレミアムスプリングマットレスは、ポケットコイル構造により体圧を均等に分散してくれる製品です。硬めのウレタンフォームと組み合わせることで、体のラインに自然にフィットします。

さらに、防臭・抗菌加工が施されており、清潔を保ちながら安心して使用できるでしょう。ポケットコイルは独立しているため、隣で寝ている人の振動も気になりません。

こだわりぬいたマットレスですが、シングルで2万円台と高コスパな1枚です。スプリングマットレスを試してみたい方は、公式サイトで詳細を確認しましょう。

腰痛対策に効果的なマットレスの選び方の10のポイント

おすすめマットレスをランキング形式で紹介しました。ここまで読んで、結局どれを選べばいいかわからない…とお思いの方もいるでしょう。そこで、腰痛対策マットレスの選び方を10個紹介します。

あなたが重要視するポイントを決めて、マットレスを選んでみましょう。マットレスは高価なので、お試し期間があると安心です。各選び方のポイントを詳しく解説します。

選び方①：あなたに合う寝心地のマットレス素材を選ぶ

まずは迷いがちなマットレスの素材です。寝心地はマットレス選びの最重要ポイントと言えるでしょう。各メーカーから豊富な種類のマットレスが販売されていますが、以下の7種が主流です。

言葉は知っていても、何に特化しているのか、どのような方に向いているのかわからない方もいるはずです。各素材のマットレスの特徴を紹介します。

低反発ウレタン素材のマットレスの特徴

低反発ウレタン素材は、体の形に沿って沈む特徴があり、体圧を均等に分散してくれます。これにより、肩や腰に集中する負担を軽減し、リラックスできる寝心地を提供できるでしょう。

特に腰痛や関節痛に悩む方には最適のマットレス素材です。ただし、柔らかすぎると感じる方も一部います。

また、体重が重い方は沈み込みすぎる感覚が不快に感じるかもしれません。通気性が低く湿気をためやすい特徴もあるため、除湿対策や通気性の良いベッドフレームを併用することが大切です。

高反発ウレタン素材のマットレスの特徴

高反発ウレタン素材は弾力性に優れ、腰や背中をしっかり支える特徴があります。寝返りが打ちやすく、血流が良くなるため、腰痛の予防や改善に効果的です。

硬めの寝心地を好む方や体重が重めの方に向いているマットレスです。スポーツをする方は、体の回復をサポートするため、高反発素材を選ぶとより良い効果を得られるでしょう。

一方で、軽い体重の方や柔らかい感触を好む方には、硬さが気になる場合があります。実際に試してみて、体に合った硬さを見極めることが重要です。この素材は腰痛対策だけでなく、自然な寝姿勢の維持にも役立ちます。

高密度連続スプリング素材のマットレスの特徴

高密度連続スプリング素材のマットレスは、一体化したスプリングが全体を支えるもの。耐久性が高く、体を均等に支える特徴があります。

寝心地は固めなので、腰痛のある方や体重が重い方に向いています。スプリングが連結しているため、寝返りを打ってもスムーズに体勢を変えることができます。

一方で、柔らかい寝心地を好む方には、やや硬すぎる場合があるため注意してください。湿気がこもりにくい構造のため、通気性が良く、清潔さを保ちやすいのもメリット。長期間使用してもへたりにくいため、コストパフォーマンスを重視する方におすすめのマットレスです。

ファイバー素材のマットレスの特徴

ファイバー素材のマットレスは、軽量で高い通気性を持つ点が大きな特徴です。合成繊維で作られており、湿気がこもりにくく、カビやダニの発生を防ぐ効果があります。

そのため、湿度の高いエリアや汗をかきやすい人に特におすすめです。また、手入れがしやすく、洗えるタイプも多いことから、清潔を保つことが簡単なのもポイント。

硬めの寝心地なため、腰痛のある方には体の沈み込みを防ぎ、腰のサポートに役立つでしょう。ただし、柔らかさを求める方にはやや不向きな場合があるため、事前に確かめることをおすすめします。

ポケットコイル素材のマットレスの特徴

ポケットコイル素材のマットレスは、スプリングが独立して動く構造。この特性により、体圧分散が優れ、腰痛に悩む方に最適の素材です。

また、寝返りを打つ際に他人への振動が伝わりにくく、二人で使用する場合にもおすすめです。一方で、独立したスプリング構造のため、耐久性が商品によって異なる可能性も。

コイルの材質や数はメーカーによって異なるため、事前に確認することが重要です。ポケットコイルは柔らかさとサポート力のバランスが取れた素材として、多くの人に選ばれています。

ボンネルコイル素材のマットレスの特徴

ボンネルコイル素材のマットレスは、スプリングが連結された構造を持ち、体全体をしっかり支える硬めの寝心地が特徴。耐久性が高いため、長期間使用しても寝心地は安定しているでしょう。

硬めの構造が好きな方や、腰痛のある方に適したマットレスです。一方で、体の形状にフィットしにくいことがあり、柔らかさを求める方には向いていません。

また、振動が全体に伝わりやすいため、パートナーや家族と使用する場合には注意が必要です。コストパフォーマンスに優れているため、初めてのマットレス購入にもおすすめです。

ラテックス素材のマットレスの特徴

ラテックス素材のマットレスは、天然ゴムを原料とした弾力性の高い素材を使用した商品。柔らかさとサポート力を兼ね備えているマットレスです。

体圧分散に優れているため、腰痛の軽減に効果的です。また、通気性が良く、湿気やカビが発生しにくい点も嬉しいポイント。

さらに、抗菌性があるため、清潔を保ちやすいメリットがあります。ただし、ラテックスは重さがあるため、取り扱いやすさにややマイナス面も。

また、天然素材を使用しているため、価格が高めになることが多いです。しかし、長期間使用できる耐久性を考えれば、コストに見合う価値とも言えます。

選び方②：体に適切な反発力・硬さで選ぶ

腰痛対策において、反発力・硬さは重視すべきポイントです。ウレタンフォームのマットレスは反発力・硬さの単位（ニュートン）が記載されているため、その数値を基準にしても良いでしょう。体重が軽い方には柔らかめ、標準体重の方には中程度、体重が重い方には硬めのマットレスが向いています。

引用元：消費者庁「ウレタンフォームマットレス」

消費者庁の基準では、110ニュートン以上が硬め、75ニュートン未満が柔らかめとされています。店頭で実物が見れないウレタンフォームマットレスの場合は、これらの値を参考に選んでください。腰痛対策には適切な硬さのマットレスを選ぶことが必要です。

選び方③：厚さで選ぶ

マットレスの厚さも、快適な睡眠と腰痛軽減に大きく影響します。一般的には10cm以上の厚さが推奨されていますが、フローリングや硬い床に直接敷く場合には15cm以上が理想的。

薄すぎるマットレスは体を十分に支えることができず、腰や肩への負担が増える可能性もあります。一方、厚すぎるマットレスは通気性が悪くなるため、湿気の多い環境では注意が必要です。選ぶ際には、ベッドフレームとの相性や使用場所に応じた厚さを選びましょう。

選び方④：寝返りを打っても問題ないサイズを選ぶ

マットレスのサイズ選びは、腰痛の改善だけでなく、快適な睡眠環境のためにも重要です。特に、寝返りを打つ際に十分なスペースが確保できるサイズを選びましょう。

シングルサイズは一人用として適していますが、寝返りが多い方や体格が大きい方には小さいかもしれません。セミダブルやダブルサイズをおすすめします。

夫婦で使用する場合には、クイーンやキングサイズが理想的です。狭いサイズを選ぶと体勢が窮屈になり、腰や肩に負担がかかるリスクも。部屋のスペースやベッドフレームのサイズも考慮しつつ、マットレスのサイズを選んでください。

選び方⑤：多層構造のものを選ぶ

ウレタン素材のマットレスの中には、ウレタン1枚（単層構造）のものがあります。単層構造では、柔らかすぎて体が沈み込む、または硬すぎて体にフィットしない可能性も。

腰痛対策には、多層構造のものがおすすめです。上層で体圧を吸収し、下層でしっかり支えるため、理想的な寝姿勢を保てます。

柔らかいウレタン層と硬めのサポート層を組み合わせたタイプも人気です。寝返りがスムーズになり、腰への負担を軽減できるでしょう。単層構造の安価なマットレスではなく、多層構造や高品質のキルティング素材を採用した製品を選びましょう。

選び方⑥：価格帯で選ぶ

マットレスの価格は幅広く、選ぶ基準に迷ってしまうでしょう。予算内で必要な性能を満たす商品を選ぶことが大切です。

安価なものは短期間でへたりやすい場合がありますが、高価なものが必ずしも理想的とも言えません。価格と品質のバランスを考慮し、自分の体型や環境に合った商品を選ぶことが大切です。

例えば、5万円前後の中価格帯の商品はコストパフォーマンスが高く、初心者にもおすすめです。また、試用期間や保証が付いている製品を選ぶことで、価格に見合った満足感を得られるはずです。

選び方⑦：耐久性のあるものを選ぶ

腰痛対策として長く使える耐久性の高いマットレスを選ぶことも重要なポイント。特に高密度ウレタンやスプリング構造のマットレスは、長期間使用しても形状が変わりにくく、体へのサポートを維持できます。

購入前には耐用年数を確認し、目安として7～10年使用可能なものを選ぶと良いでしょう。耐久性の低いマットレスは、短期間で劣化が進むこともあり、腰痛が再発する危険も。

また、保証期間が長い製品を選ぶことで、購入後の不具合にも対応できます。素材の特性やマットレス品質を見極めて、信頼できる製品を選びましょう。

選び方⑧：お試し期間があるものを選ぶ

マットレスは実際に寝てみないと本当に自分に合っているか判断が難しいです。そこで、お試し期間が設けられた製品を選ぶのをおすすめします。

多くのメーカーでは30日から90日程度の試用期間があり、この期間中に体に合わない場合は、返品や交換が可能です。例えば、初めて高反発素材を試す方は、柔らかさや寝心地が想定と異なる場合もあるため、お試し期間が役立ちます。

腰痛をお持ちの方は、試用期間を通じて実際の効果を確かめることで、安心して購入できるでしょう。事前に返品条件を確認しておくと安心です。

選び方⑨：保証期間で選ぶ

高価格なマットレスを購入する際は、保証期間の長さも選択の重要なポイントです。保証期間が長い商品は、製品への信頼性が高く、不具合が生じた場合でも修理や交換が可能に。

5年から10年程度の保証が付いているマットレスがおすすめです。保証内容はメーカーごとに異なるため、購入前に詳細を確認することも忘れないでください。

例えば、スプリングのへたりやウレタンの劣化に対する保証が含まれているかをチェックしましょう。保証が充実している製品を選ぶことで、長期間安心して使用することができます。

選び方⑩：通気性や防カビ性のあるものを選ぶ

通気性や防カビ性は、快適な睡眠環境を保つために欠かせないポイントです。特に湿度の高い地域に住んでいる方や、汗をかきやすい方にとって、通気性が良いマットレスは重要。

ファイバー素材や高通気性のウレタンを使用した製品は、湿気がこもりにくく、カビの発生を防ぎます。また、防カビ加工が施されたマットレスは、衛生的な環境を保つのに役立つでしょう。

さらに、通気性の良いベッドフレームやマットレスカバーを組み合わせることで、さらに快適な睡眠環境が整うでしょう。長く使うマットレスなので、衛生面も考慮してください。

腰痛対策としてマットレスを検討する際の4つの注意点

腰痛は、多くの人が抱える体の悩みの一つです。2022年の厚生労働省の調査でも、男女問わず腰痛が最も多い身体の不調として挙げられています。

参照元：厚生労働省「2022（令和4）年国民生活基礎調査の概況」

正しいマットレスを選ぶことが、腰痛緩和の第一歩です。マットレス購入時の注意点を4つ紹介するので、確認してから購入してください。

自分の体に合ったマットレスを選ぶことで、快適な睡眠と腰痛予防が叶うでしょう。4つの注意点を詳しく解説するので、失敗のない購入に役立ててください。

注意点①：実際に長時間寝ると合わない可能性がある

マットレスは購入時に良いと感じても、長時間使用することで体に違和感を覚える場合があります。店舗で試す際は短時間しか試用できません。

完全に自分の体に合うか判断するのは難しいでしょう。そこで、お試し期間のある製品を選ぶと安心です。

例えば、30日間から90日間の試用期間を設けているメーカーがあります。この期間中に実際の使用感を確認し、合わない場合は返品できる制度を利用してください。

戻ってきたお金で他のマットレスを購入できます。腰痛がある方は、実際に寝てみて効果を確認することが重要です。

注意点②：薄すぎるマットレスは避ける

薄いマットレスは体重を十分に支えられず、腰や肩への負担が増えるため、腰痛を悪化させる可能性があります。特に、厚さ5cm以下のマットレスは体圧分散には足りないため、避けるべきです。

最低でも10cm以上の厚みがあるものを選ぶことで、適切なサポートが得られ、腰痛の軽減につながるでしょう。フローリングや硬い床の上に直接敷く場合は、さらに厚い15cm以上のマットレスがおすすめです。厚みが適切であれば、快適な睡眠環境を整えることができ、腰痛対策にも効果的があります。

注意点③：極端な低反発・高反発は避ける

極端に柔らかい低反発マットレスや、硬すぎる高反発マットレスは、腰痛を悪化させる可能性があります。柔らかすぎるマットレスは、体が沈み込みすぎて背骨が歪む可能性も。

一方硬すぎるマットレスは、肩や腰に圧力が集中してしまい、不調につながるでしょう。中間の硬さのものを選び、体圧を適切に分散できる製品が理想的です。

例えば、消費者庁の基準では、75ニュートンから110ニュートンの範囲が「ふつう」に分類され、多くの人に適しています。自分の体重や姿勢に合った硬さを選んでください。

注意点④：マットレスと敷き布団の併用は避ける

マットレスの上に敷布団を敷いていませんか？併用すると通気性が悪くなり、湿気やカビが発生するリスクが高まります。

湿気の多い地域では、通気性が損なわれることで、寝具の劣化が早まってしまうでしょう。また、併用することで体圧分散がうまく機能せず、腰への負担が増加する可能性も。

適切なマットレスは単独で使用することで、通気性を確保しつつ、腰痛緩和に効果を発揮します。湿気対策には除湿シートの活用も効果的です。

マットレス購入後に腰痛が治らない際にできる5つの対処法

ここまでマットレスの選び方を中心に解説してきましたが、購入後に腰痛が治らず、お悩みの方もいるでしょう。腰痛が治らない場合は、追加の対策を講じることで改善が期待できます。対処法を5つ紹介するので試してみてください。

いずれもマットレスはそのままお使いいただき、他の面で腰痛対策を行います。腰痛の軽減や快適な睡眠を目指したい方はご覧ください。

対処法①：敷きパッドを利用する

敷きパッドを使用することで、マットレスの硬さや寝心地を調整できます。例えば、低反発素材の敷きパッドは体圧分散を高め、硬いマットレスの寝心地を柔らかくできます。逆に、高反発の敷きパッドは柔らかすぎるマットレスを補強し、腰痛の改善に役立つでしょう。

敷きパッドはマットレスの汚れ防止や温度調整の役割も果たすのもポイント。夏は冷たいもの、冬は温かいものを選んで付け替えるのもおすすめです。

対処法②：マットレストッパーを利用する

マットレストッパーは、マットレスの上に追加して使用する厚みのある寝具です。マットレスのサポート力や硬さを補正する役割があり、腰痛の軽減に効果的。

敷きパッドよりは厚みがあり、また値段も高くなりますが、本格的に寝心地を改善したい方におすすめです。トッパーはマットレスを保護し、寿命を延ばすメリットもあります。

腰痛が悪化している場合は、体圧分散や寝心地を改善するために、マットレストッパーを検討してください。マットレスを買い替えるよりは安く、睡眠環境を変えられる製品です。

対処法③：抱き枕や足枕を利用する

抱き枕や足枕は、腰への負担を軽減するために効果的なアイテムです。横向きで寝る際に抱き枕を使用すると、体のバランスが整い、腰や背中への圧力が分散されます。

また、仰向けで寝る場合は、膝の下に足枕を置くことで、骨盤の傾きを抑え、腰の負担を軽減できます。さらに、血流が良くなることから、足のむくみ改善にも期待できるでしょう。

抱き枕や足枕は、体をリラックスさせるだけでなく、睡眠中の姿勢を自然な状態に保つメリットも。選ぶ際には、柔らかさや高さが自分に合ったものを選ぶことが大切です。

対処法④：腰の下にタオルを敷いて寝る

腰痛がひどい場合は、腰の下にタオルを敷くことで、簡単に姿勢を調整できます。仰向けになり、腰の下とマットレスの隙間に薄いタオルを置いてから寝てください。

骨盤の位置が安定し、腰の緊張を和らげる効果があります。このとき、腰の隙間より厚いタオルを敷いてしまうと、腰痛が悪化してしまうので注意してください。

タオルを敷いて腰痛を改善する方法は、あくまで一時的な処置です。反り腰による腰痛でお悩みの方はお試しください。

対処法⑤：睡眠前に腰を温めておく

腰痛が続く場合は、睡眠前に腰を温めることで血行を促進し、筋肉の緊張をほぐすことができます。ご家庭でも、湯たんぽや温熱パッドを腰に当てると、痛みの軽減に効果的です。

また、温めることでリラックス効果も得られ、睡眠の質を向上も期待できます。ただし、温めすぎると逆効果になる場合もあるため、適度な温度で使用しましょう。

睡眠前の数十分間の温熱ケアを取り入れることで、腰痛の改善と快適な睡眠環境を整えることができます。

腰痛対策としてマットレス以外に取り組むべき4つのこと

腰痛の改善には、マットレスだけでなく、日常生活における他の取り組みも重要です。ここからは、マットレス以外の腰痛対策を4つご紹介します。

姿勢の見直しやストレッチ、適度な運動などを組み合わせることで、腰痛を効果的に予防・改善することができます。それぞれ詳しく解説します。

腰痛対策①：姿勢を正しくする

腰痛を防ぐためには、まずは日常生活で、正しい姿勢を保つことが大切です。デスクワーク時には椅子の高さを調整し、背中をまっすぐに保つことを意識しましょう。

また、スマートフォンを見る際は、首を下げすぎないよう目線を高めに設定することも重要。悪い姿勢は背骨の歪みを引き起こし、腰痛を悪化させる原因となります。

姿勢を正すだけで、腰への負担を軽減し、日常生活での痛みを防ぐ効果が期待できるでしょう。日頃から姿勢を意識して、腰痛対策を講じてください。

腰痛対策②：入浴で温める

入浴は腰痛改善に有効な方法の一つです。湯船に浸かることで体全体が温まり、血流が良くなり筋肉の緊張が緩和されます。

□健康の保持増進のための措置
　腰痛予防には日頃からの健康管理も重要。十分な睡眠、禁煙、入浴による保温、自宅でのストレッチ、負担にならない程度の運動、バランスのとれた食事、休日を利用した疲労回復・気分転換などが有効。

引用元：厚生労働省「腰痛予防対策」

シャワーだけで済ませるのではなく、ぬるめのお湯に15分程度浸かることをおすすめします。温浴後は体がリラックスし、睡眠の質向上にもつながります。

入浴中にストレッチを取り入れると、さらに効果的です。日常的に入浴を取り入れることで、腰痛の予防と改善の両方に役立つでしょう。

腰痛対策③：腰痛に効果のあるストレッチをする

腰痛の改善には、腰周りの筋肉をほぐすストレッチが効果的です。例えば、立ったまま手すりや椅子などに手を置き、反対の手で、足を後ろに曲げましょう。

太ももの前側の筋肉をほぐすことができます。腰をひねるストレッチも、背中全体をリラックスさせるのに役立ちます。

これらのストレッチは、自宅だけでなく仕事の合間に行うこともでき、腰痛予防にも効果を発揮します。一時的に行うのではなく、習慣化して毎日取り組んでみてください。（参照元：厚生労働省「介護業務で働く人のための腰痛予防のポイントとエクササイズ」）

腰痛対策④：ウォーキングをする

ウォーキングは、腰痛改善とストレス解消に効果的な有酸素運動です。1日8,000歩を目標に歩くことで、筋肉が鍛えられ、腰痛の予防や軽減が期待できます。

ウォーキングを代表とする有酸素運動は、腰痛にもストレスにも効果的であることが研究からわかっています。仕事中も歩数計を携帯して１日のカウントが8000歩程度を超えることを目標としましょう。

引用元：厚生労働省「今日の腰痛予防対策マニュアル」

歩数計やスマートウォッチを活用し、日々の歩数を記録することでモチベーションを維持できます。また、姿勢を正して歩くことも重要です。無理のない範囲でウォーキングを習慣化することで、腰痛のリスクを軽減し、心身ともに健康を目指しましょう。

まとめ：あなたの体に合うマットレスを見つけよう

マットレス選びは、腰痛を和らげるだけでなく、毎日の睡眠をより快適にする大切なポイントです。自分の体に合ったマットレスが見つかれば、朝起きたときの疲れや痛みが軽くなるのを実感できるでしょう。

この記事でご紹介したマットレスは、どれもそれぞれに特徴があり、ニーズに合わせて選べます。硬さや素材、お試し期間などをじっくり比較して、自分にぴったりの一枚を見つけてください。あなたに最適なマットレスを購入し、心地よい睡眠を手に入れてください。