癒し〜ぷ経営者にインタビューしてきました!
極楽睡眠を提供する、ドライヘッドスパ専門店癒し〜ぷ:セラピスト兼本部運営スタッフの さおり です。現在、ドライヘッドスパ専門店癒し〜ぷ 渋谷店にてセラピストとして勤務しながら運営本部で運営のお手伝いをさせていただいております。
独立を目指す元OLの私と、癒し〜ぷ藤沢店はる店長が、癒し〜ぷ新宿店・池袋店を経営する荒木オーナー、癒し〜ぷ藤沢店を経営する古川オーナーへ経営についてお話を伺った内容をお伝えする記事です。
この記事を読むことで、女性が起業する一歩を踏み出すきっかけになるといいなと思います。
癒し〜ぷ藤沢店はる店長と一緒にインタビューさせていただきました!!
はる店長! よろしくお願いします!
癒し〜ぷ藤沢店のはるです!
経営者のお二人にインタビューするのはとっても緊張したけどふたりで頑張りました!
多くの経営経験のあるお二人のお話は貴重だね!
【古川オーナー】左側(https://x.com/orangewhite1991)
ドライヘッドスパ専門店癒し〜ぷ藤沢店/広島店オーナー
開成高校→東京大学→住友信託銀行→RBS→BNPパリバ/4フランチャイズ加盟/6店舗運営/現在10年目/フランチャイズ加盟者のためのビジネス研究会主宰。定期勉強会開催中。美味しいもの研究/「フランチャイズ投資入門」執筆
【荒木オーナー】右側(https://x.com/araki0417)
ドライヘッドスパ専門店癒し〜ぷ 新宿店/池袋店オーナー
ドライヘットスパ専門店癒し〜ぷ最高執行責任者|合同会社STORKE創業者兼CEO|飲食店経営,コーチング事業,店舗運営コンサル事業|NLPトレーナー/プロフェッショナルコーチ|剣道四段|PERFECTプロダーツプレイヤー|北海道様似町出身の左利き
荒木オーナー、古川オーナーへいよいよインタビューです!
荒木オーナーは、飲食関係のビジネスも多く手掛けられており、店舗経営コンサルやNLPトレーナー、そして癒し〜ぷCOO、新宿店、池袋店のオーナーをされております。
古川オーナーは、会社員からさまざまな分野の経営をされ、フランチャイズ加盟者のためのビジネス研究会を主宰されており、癒し〜ぷ藤沢店のオーナーをされております。そんなお二人に、経営についてお話をお聞きしていきます!
癒し〜ぷ新宿/池袋店の荒木オーナーと、藤沢店の古川オーナーです!
本日はよろしくお願いいたします!
サロン経営は「女性の声・いい声を生み出す」という価値が高い
お二人にとってサロンを経営することの価値は何だとお考えですか?
荒木オーナー:サロン経営をするということ自体が「女性の声を生む」ということで、価値が高いと思っています。
はる店長・さおり:お客様をはじめ、女性セラピストの声にも価値があるとお考えなのですね。古川オーナーはいかがでしょうか?
古川オーナー:私は「いいもの・いいサービス・いい声を生み出す」ことができることがサロン事業の価値だと考えます。お客様にとってということ、また、荒木さんもおっしゃっていたように「声」いい声を生むということをやっていきたいと考えています。
「いい声を生み出す」 お客様から直接「ありがとう」をいただける機会があることは、セラピストをやっていてよかったと思える瞬間です!
サロン経営で重要なこと
サロン経営する上で、重要なことベスト3を教えてください!
荒木オーナー:これまで飲食業界で経営をしてきた経験を踏まえて、美容などのサロン業界に挑戦すると考えた時、ズバリ!「採用・集客・マネジメント」この3つです。人とお客様がどれだけ続くかということに来着するかと思います。
はる店長・さおり:お客様もですが、働くセラピストの採用と継続雇用を含めた「人」をマネジメントすることが大事なのですね。古川オーナーはいかがでしょうか?
古川オーナー:私にとっては4つ目の事業となるのですが、ヘッドスパ事業を始める前に、いろいろなドライヘッドスパサロンへユーザーとして行ってみました。そこで「ドライヘッドスパ」はいいと実感しました。まだ、それほどマーケットに認知されてはいませんでしたが、これを知ったら体にとってもいいし、癒しの効果も高いと思いました。
古川オーナー:そこで、大事にしていることは、先ほど挙げた「いいもの・いいサービス・いい声を生み出す」を実現するために、「サロンがしっかり利益を挙げること・セラピストが気持ちよく働くこと・お客様が満足してくれること」この3つです。この3つを現場のスタッフと一緒に理解しながら経営していくことが大事だと思います。
働くセラピストへの理解を深めることで、よりよいサービスの提供、そしてお客様からの「ありがとう」をいただけるいい声を生み出すことへつながるのですね!
サロン経営で重要なこと3つ
荒木オーナー
・採用
・集客
・マネジメント
古川オーナー
・サロンがしっかり利益を挙げること
・セラピストが気持ちよく働くこと
・お客様が満足してくれること
やりたいこと・楽しいことをやっていたい
サロン事業以外にも、さまざまな事業をされていてお忙しいお二人が経営をされている、原動力って何だろう、なぜこんなに精力的に活動することができるのかとっても気になっています!
抽象的な質問かと思うのですが、「なぜ経営をするのか」伺えますか?
荒木オーナー:そうですね。これは、ビジネスすることが楽しい!楽しいことをして生きていられるのならそれに越した事はない!
「ビジネスが一番の趣味であり、遊びであり、楽しいから」ですね。
はる店長・さおり:そう断言できて、実行されていることがさすがです!(憧)
古川オーナー:私は元々、勤め人として会社員を長くやっていました。
スーパーエリートです!
いやいや(笑)
はる店長・さおり:スーパーエリート✨✨(憧)
古川オーナー:勤め人とは、よく言えば安定しています。船に例えると、大きな会社として船の船頭がいて、自分は与えられた役目をこなせば基本的にお金はもらえます。安定はしていますが、「人生は一度きり、やりたいことをやろう」、自分が興味があるもの、自分にとって価値があるものを自分でやるということをやってみたかったので、サロンの経営をはじめ、経営をすることに踏み切りました。
「自分がやりたいこと・興味があること」を仕事にできるといいなと思ったのがきっかけという形になります。
「人生は一度きり、やりたいことをやろう」というと陳腐に聞こえてしまうかもしれませんが、チャチャチャとやってもうまくいきません。そのために一生懸命努力もするし、準備もするんです!
陳腐じゃないですよ! 僕は本当は「モテたいから」と答えようとしていました(笑)
確かに「オーナー」や「経営者」という言葉はモテ用語ではありますかね(笑)
モテの他にも肩書きによって、ランクが上の方という印象を得る事はありますね。
はる店長・さおり:たしかに、かっこいいですね!
人をより良い状態に・働く仲間にも誇れるサービス
多くの事業を手掛けるお二人が、ドライヘッドスパ事業をやろうと思ったのはなぜですか?
古川オーナー:私は、ドライヘッドスパでなくても何でもよかったですが、ビジネスをする上での目的が2点あります。世の中にいろいろなビジネスがある中で、自分がユーザーとして行ったときに「①いいサービス」であるというものがやりたかったことと、経営者としてスタッフを雇って運営していくわけですが、「②雇われた人にとってもやりがいを感じられる」事業がしたかった。この2点の中にサロンビジネスが含まれていたことが理由です。
古川オーナー:世の中には、お金にはなるけれど、やりがいはなさそうみたいなビジネスもあります。例えば、営業として、良く言えば営業力を発揮する、悪く言えば半分人を騙くらかしてお金に変えるようなビジネスもたくさんある中で、サロンビジネスは、きれいになってもらえること・やりがいがあることをユーザーに提供することができるということで、サロンビジネスを選びました。
荒木オーナー:私の場合は、「癒し〜ぷ」という商材があって、癒し〜ぷの手技やコンセプトは世の中にもっと広がっていってほしいし、広めることで人様の役に立つと思えた。その一端をフランチャイズという形で担えるということは、自分のビジネスの哲学にも則しているし、「雇った人にも恥ずかしくない仕事」と言えるし、自分の家族にも自信を持って受けた方がいいと言える。人をより良い状態に持っていけることがサロンビジネスだと思うので、理念とビジネスが両方追いかけられるものかと思っています。
お二人とも「良いサービス・良いもの」を世の中に提供したい、「一緒に働く人・家族」に誇れる仕事がしたいという思いが共通しているんですね!
ひとりサロンでも生活していくには月100人集客が必要!?
サロン経営する上で、具体的に必要な経費を教えてください!
荒木オーナー:生活していく上で必要な生活費が仮に30万円だとして、ひとりサロンでの経費とします。
古川オーナー:30万円でいいのであればとしましょう。
家賃 | 10万円 |
光熱通信費 | 3万円 |
広告費 | 5万円 |
原材料 | 2万円 |
合計 | 20万円 |
自分の利益 | 30万円 |
雑費 | 5万円 |
合計 | 55万円 +10万円 |
必要売上 合計 | 60〜70万円 |
荒木オーナー:家賃や光熱通信費、広告費はホットペッパービューティを使用した場合として、ドライヘッドスパであれば、消耗品はオイルくらいなのであとは原材料くらいですかね。
古川オーナー:経費にプラスして、自分の利益として30万円と、火災保険や共益費、ゴミ捨て代など雑費として5万円ほどみておいてもいいでしょう。
荒木オーナー:税抜きで55万円ほど売上が必要であれば、税込で60〜70万円ほど必要でしょう。客単価がどれくらいかにもよりますが、例えば客単価7,000円だとしたら、月100集客が必要になる。
ひとりサロンで100集客するのをホットペッパーだけでできるかと考えると、広告費が+10万円必要になるかもしれない。必要売上ももっと必要になると考えると、決して簡単ではないと思います。
はる店長・さおり:ひとりサロンでやっていくのは難しいのでしょうか?
荒木オーナー:そうですね。ひとりサロンは、ご自身が体調を崩された場合などお休みされると、売上を上げることが難しくなってしまいますし、自分の稼働時間が必要な労働集約型になってしまうというところを考えると、自分と同じくらいか、60〜70%程度のスキルの人材がひとりいるだけでも、インパクトのある売上金額の変化になると思います。
はる店長・さおり:ひとり雇うだけでも、売上が大きく変わるのですね。
古川オーナー:この経費例は理想ではありますが、実際、独立される方にとっては高い売上目標に映ると思います。一般的にサロンビジネスでよく言われる「社員換算」があります。
パートさんバイトさんで週3稼動:「0.6人」と換算します。
社員で週5フルタイム(40時間)稼働:「1人」と換算します。
そうした時に「1人」と換算された社員が、「月70万円(税込)」売れるサロンは、しっかりと利益が残せると言える。もし1人の社員が「月45万円(税込)」しか売れていない場合は、そのサロンはおそらく、経営がどんどん苦しくなり、最終的には成り立たなくなるという考え方があります。これはスタッフが何人でも同じで、スタッフが増えれば店舗の広さも必要となり、電気代などコストが上がるので、比例して考えることができます。
月45万円だと成り立たない、月70万円なら利益がでると考えた時、売上60〜70万円で利益がトントンと言われてしまうと、難しいかもと考えるかもしれません。
古川オーナー:ただ、ひとり開業の場合のポジティブな考えとして、スタッフが辞めてしまうリスクや、求人費用、研修費用がかからないというところはメリットと言えるので、経費の節約をすることによって必要な売上をへらすことは十分可能かと思います。
ひとりで100人以上集客しなきゃいけなくなるのですね。。。(遠い目)
でも、経費を抑える工夫をすることで対策はできるということですね。
経費の節約の仕方とは?
どうやったら経費を削減できるのですか?
古川オーナー:自宅に空きスペースがある方や、居抜きでほとんど内装コストがかからない物件で家賃7万5000円の物件など、ひとりサロンであればそのような物件でも営業は可能かなと思います。商店街の狭いスペースの路面物件などあったりしますし、シャワーなしなど安く借りられる物件であれば家賃を抑えられます。
また、広告もホットペッパービューティを使わないという方法も考えられなくはないので、必要な売上を減らすことはできるかもしれません。ですが、自分の利益として30万円は必要と考えるならば、最低でも55万円の売上は必要になってくると思いますね。
もし、人を雇うのであれば売上を上げるしかないのですが、先程「月45万円」の売上だと苦しいと言いましたが、もし、ひとり雇ってその方が「月45万円」売上るとして、その方に30万円のお給料を支払った場合、15万円残りますよね。その15万円は、独立した人のものになると考えるとやりようは色々とあると思います。
人を雇って利益をしっかり上げることで「自分自身の稼働時間を考える」という考え方もできるのですね。
売上を上げる方法はサロンメニューだけじゃない!?
荒木オーナー:もう一つ言えるのは、60〜70万円の売上を作るときに、全て7,000円単価で全て集めないといけないかと言うと、そうではないんです。
はる店長・さおり:え??? 何ですか??
荒木オーナー:ひとりサロンで開業した方が、労働集約型できついなと考えて、次に考えるのが「スクール」なのです。
はる店長・さおり:スクール!!
荒木オーナー:スクールで単発20万円売上があったら、月に店であげなければいけない売上は40〜50万円ですよね。そういった形で運営されている方は多くて、Instagramなどでもよく見かけますね。元々ひとりでサロンをオープンしたけれど、割と半年くらいでスクール事業に転換する方を山ほど見ています。
必然的にそうなっていくんだなと思います。あえてスクールをするのではなく、このままだとずっと労働集約型のルーティーンから抜けられないと考えて行き着く先がスクールかと思います。
スクールは原価が自分、サロンを会場にできるので、利益が大きいですが、そのスクールの集客も安定的にするとなると、広告費がいります。LP作成の費用だったり何十万円は必要になると思います。
有象無象が蔓延っているスクール運営の中で、自分がどう生き残っていくのか、戦略立てができて初めて生き残れる世界だと思います。
スクール展開することで、自分を原価にして利益を上げていく。
自分ブランディングが重要になりそう。
失敗の知見を溜めて、次に活かすことが大事
ひとりサロンを始めて、うまくいかなくなって閉店してしまうという事例が多いと聞きます。経営を続けていく中で、うまくいかないとき、失敗してしまったとき、どのようにリカバリーしていますか?
荒木オーナー:失敗はめちゃくちゃします。トライ&エラーの数が多くないと成功は掴めないなと思うので、その分失敗も多いです。そこから学ぶこと、同じ失敗をしないために失敗があると思っています。リカバリーするというよりは、失敗の知見や経験を溜めていって、次の選択をするときに間違えない角度を上げていく作業をずっと続けています。
失敗自体は、取り返せる物もあったりしますが、基本的には過ぎ去ったものだと取り返せないことの方が多いと思うので、未来志向に切り替えて、未来の自分にどう活きるのか考えます。もちろん振り返って反省することも大事ですが、あくまで未来のためにすることでリカバリーとは考えていないですね。
古川オーナー:失敗は、大抵の場合いきなり失敗はしないはずです。「ああ、この辺がヤバそうだな」と出てきて、モタモタしていてやっぱり失敗したという流れが多いのではないかと思います。おそらく、サロンをやられる方の主な失敗要因は、いけると思ってサロンを作ったんだけども、お客さんがあまり呼べなかった、新規の集客ができなかった、求人して人を雇ったが人間関係がうまくいかなかったなどさまざまな問題があってのことだと思います。
そうなるとリカバリーというのは難しいので、知っている人に聞くだったり専門家に任せる、どうゆう人を雇うべきなのか、なんで失敗したのか原因から対策を考えて勉強し続けることをやり続けることが経営をするということだと思います。
失敗したときにクヨクヨしている時間はない!
古川オーナー:あとは精神的な話になるのですが、トラブったときに「クヨクヨしてもしょうがない」と思っています。クヨクヨしていても、物事は改善しないですから、まずいと思って焦ってしまうかもしれませんが、淡々とどうしなければいけないかを考えて、とにかくトラブルシューティングし続けることが大事です。
はじめてサロン経営する方に多いかもです。
失敗して落ち込んで、3日間くらいお布団とお友達になる方(笑)
うん(笑)
はっきり言って、時間の無駄です!
気持ちを切り替えて、失敗に目を向けて行動することが大事なのですね。
経営者と現場のギャップ
経営者として、現場セラピストの声とのギャップを感じたことはありますか?
それは、、ギャップしかないですね。
荒木オーナー:自分が経営者としてやっている事業は、どこまでいっても自分のエゴでしかないので、経営側と現場側ではどうやっても分かり合えない、相容れない部分があるという前提で考えた方がいいと思っています。
ただ、寄り添う必要はあるなと思います。それぞれの立場で思うことや、感じることがあると思うので、もちろん経営者として伝えるべきことは伝えますが、一方通行であってはいけないと思います。ダブルスタンダードが大事だと思っています。
ダブルスタンダード
・経営側と現場側ではどうやっても分かり合えない、相容れない部分がある
・それぞれの立場で感じることに、寄り添う必要がある
そうですね。サロンビジネスに限らずですね。
古川オーナー:ビジネスには3つの階層があると思っていて、一つは「経営者」。その下に、「マネージャー・店長」店舗責任者がいて、店舗スタッフがいるという構成です。
経営者
店舗責任者(マネージャー・店長)
店舗スタッフ
「責任感」ということについては、下の階層の方が責任感が緩くなると思います。経営者は上の階層なので、強くなることからも、考え方のギャップは生まれると思います。ただ、「サロンがしっかりと利益をあげている」ということが大事だということを言い続けています。
「私が楽に仕事できるといいな」「時給があと200円上がるといいな」気持ちはすごくわかりますが、それだけ言っていると店の利益が縮んでいき、結果「時給は上がらない」「インセンティブがカットになる」「シフトを削減されちゃう」など、不利益があるんだよということなのですが、いきなり言っても理解してはもらえないと思います。
「サロンがしっかりと利益をあげている」ということを言い続けて、ギャップをなるべく埋めていくことを意識しています。ただ、男性ビジネスと女性ビジネスでは、若干違いがあるかなと思います。
男性ビジネス
体育会系の対応・正論を述べる
女性ビジネス
共感して寄り添う
男性相手であれば、体育会系・正論を述べるなどしていくことが有効なケースもありますが、女性に働いてもらうビジネスで、整然と理論正論を言って、今までの経験ではいいことがなかったので、荒木さんがおっしゃった「寄り添い」そして「共感して」伝えていく方が良い結果になると思うので、意識しています。
「正論」って、優しくないんですよね。
荒木オーナー:正しいが故に刺さるんですが、刺さっていい場面と、良くない場面があるんです。正しいことを言っているから、否定しづらい部分があって、正論は錦の御旗の如く、有無を言わさぬ突破力があったりするのですが、本当にそうなのか?と考えると、本来大切にするべきなのは「その人にとって優しい判断なのか」ということになると思うんです。
サロンビジネスに限らず、人と接する中で「正しいだけじゃない」そこに「優しさ」も必要だと、今の古川さんの話を聞いて思いました。
私も店長になって、スタッフ時代には考えられていなかった経営についての課題だったりが見えてくることがあったので、学んでいくことが大事なんだと思いました。
現場とのギャップは、ひとりサロンで自分だけなら発生しない悩みですが、人を雇っていくとなると考えなければいけないのですね。
HPBはお店の認知・集客・予約管理システムを兼ね備えたおすすめツール
ひとりサロンから人を雇うとなった場合の、採用の方法ってどうしたらいいのでしょうか?
古川オーナー:ブランド力がないひとりサロンが求人をする際、求職者に対してアピールしづらさはありますね。最初はホットペッパービューティーに店舗情報を掲載するところから始めるのはアリだと思います。
求人情報を見たときに、どんなお店なんだろうと大体の人は調べますよね。検索されたときに、かっこいいHPができていればいいんですけど、個人開業でいきなりコストをかけてHPを作るのは難しいと思うので、一番いいのはホットペッパービューティに掲載して、「こんなお店なんだ」がわかってもらうことは大事だと思います。ライトプランで月5万円からできますし、集客・広告宣伝も兼ねているのでまるまる採用経費がかかるというわけでもないですね。
荒木オーナー:ホットペッパーに掲載すると「サロンボード」も使えるので、予約・顧客管理システムという側面もあるので、単純に広告費としてだけでなくシステム使用料も含めるともっとコスパが良くなると考えています。ホットペッパービューティに掲載するのは初手としては定石でしょうね。
古川オーナー:広告費という意味でゆうと、エリアにもよりますが「Google広告」「Meta広告」を少額でもやると新規の集客に役に立つエリアもあると思います。エリア次第でリスティング広告を月に3万円かけて効果があるところもあると思います。
ただ、新宿で個人独立するとしたとき「新宿 ヘッドスパ」で広告してもかすりもしないと思うので、無駄にならないよう、【エリア】【お店の強み】を考えてやっていくことが大事だと思います。最初のひとり開業の時には、わかっていない人が多いと思います。わかっていなくて全部やってみて損してしまう人がいると思うので、周りに自分よりも詳しい仲間がたくさんいるような状況を作るということを常に意識することが大事だと思います。
プロフェッショナルとのつながりと会話できる自分でいること
荒木オーナー:何を知っているかも大事ですが、「誰とつながるか」が大事な気がしていて、癒し〜ぷはフランチャイズとしてやっていますが、各方面のプロフェッショナルの方々とつながれていることが強みだなと思います。
採用・集客・広告・店舗不動産・行政書士などそれぞれの分野のプロフェッショナルがいて、その方々に聞いたり、アドバイスをいただける場所にいるかどうかの違いが優位性になると思います。全部、自分で知っている必要はない、ただ、知っている人とどうつながれるか、コミュニティに属したり、それこそ古川さんのコミュニティをやられてますけど、その価値ってゆうのはインプットする場所という価値もあると思いますが、人と人をコネクトしてもらうということが価値が高いと思います。
個人開業するならめちゃめちゃ色んなところに顔を題した方がいいと思います。
どうですか古川さん!?
大事だと思います!
古川オーナー:私は勉強会で講師をする際に必ず言っているのが「レベルの高い仲間とのつながりを増やせば増やすほどいいことがある」ということなので、荒木さんのおっしゃる通りで、自分で勉強したことをいきなりやるというのはリスクは高いと思います。
荒木オーナー:ただその反面、なんでも丸投げすればいいわけでもないというのはありますよね。最低限、広告のプロと話すための広告の知識、CVRレート、ACRとはなど、言語の意味を知っておく。店舗不動産のプロと話すときに、そのエリアの常識・相場感を前もって調べておくことは大事です。じゃないと、プロが相手をしてくれなくなります。礼儀として下調べはした上で、レベルの高い方達と付き合わなければいけないと思います。つながったときに相手をしてもらえる自分でいることも大事です。
どこの誰に聞くかが大事
古川オーナー:サロンを自分で開業したいと考えるときに、最初は誰かに聞くと思うんです。例えば、サロンビジネスを教えてくれる人を紹介されるとか、サロン経営塾をやっているところへ勉強にいって教えてもらって独立するなどあると思うんです。
そのときにアドバイスしたいのが、もうワンステップ考えましょうということです。
例えば、サロンのスクールがあったとします。「講座が何日間で費用がいくらで、サロンの先生が教えてくれますよ、アフターケアもついています」という内容だった場合、じゃあアフターケアをしてくれるのは誰なのか。「サロンのAさんがアフターケアします」だけでは弱いかなあと思います。
Aさんだけではなくて、そのAさんの周りには、具体的に何かに強い仲間がいて、独立した後は、その仲間たちを積極的につなげてあげますよという話までしてくれて、信頼できる人たちであるということを確認する必要があると思います。
どんな仲間なんですかと聞かれ、「いろいろいますよ」だけではなく、採用であれば◯◯さん、集客であれば◯◯さんを紹介しますと具体的に言ってくれるスクールであれば、本当に役に立つスクールと言えると思います。具体的な紹介がなく、卒業後もサポートしますくらいだと、結構怪しいと感じます。スクール代だけ取られそうですね。
もう一歩先のサポートも充実しているのかという観点で見極めるのは大事だと思います。
スクールなど参加する際、誰がやっているのかもですが、技術を学んだ先に誰に何を聞くことができるのか大事なんですね!
お二人とも貴重なお話をありがとうございました!
荒木オーナー、古川オーナーへインタビューした感想
お二人とも、経営をすること自体を「楽しみであり・やりたいこと」だと断言されていることが印象的でした。やりたいことをやっていきたいって思ってもいいんだと、勇気づけられました。
経営のご経験が豊富なお二人のお話を聞く機会をいただけたことが、何より貴重な時間でした。
経営者視点でのサロン経営について、具体的な例を挙げていただきながらお話いただき、経費や必要売上、従業員との接し方、失敗した時の心構えなど多くを学ばせていただきました。
世の中に良いものやサービスを広めること、自信を持ってすすめられるサービスを提供することなど、根本的な考え方など参考にさせていただくことがたくさんありました。私たちも、独立を目指して、信念を持って挑戦し続け行動していきたいと思います。
ためになるお話がいっぱいだったね!
ヘッドスパで独立・開業するなら癒し〜ぷがおすすめ
癒し〜ぷは、2024年時点、業界店舗数は全国1位!今最も勢いのあるヘッドスパ専門店です。
ドライヘッドスパ業界は、認知され始めてからまだ10年程度で右肩上がりの成長産業です。
癒し〜ぷは、2022年4月からフランチャイズ展開を始め、2024年8月現在で32店舗をオープンしており日本一のシャアとなっております。
日本一になれたのは、ビジネスモデルのブラッシュアップのスピード、初期段階からウェブマーケティングに費用と時間をかけて積み上げてきたブランド力の向上と認知拡大が要因となっています。
また、2023年4月に武田塾で成功を収め、令和の虎でも有名な「林 尚弘」が癒し〜ぷ代表にアサインされました。
現在も各分野のプロフェッショナルを集め続け、本部による加盟店支援体制を強化しています。
さらに、参入障壁の低いリラクゼーション業界は60%の店舗が1年以内に撤退すると言われている中、癒し〜ぷでは2年以上が経っても撤退店舗は1店舗のみです。
ブランド力・マーケティング力・技術にも強い癒し〜ぷのフランチャイズに興味がある方はぜひこちらの記事をご覧ください。
【癒し〜ぷ】FC加盟でヘッドスパ専門店開業の6ステップ!失敗しない戦略も解説
>>【癒し〜ぷ】FC加盟でヘッドスパ専門店開業の6ステップ!失敗しない戦略も解説
店舗名 | 独立を目指す元OL。【癒し〜ぷ新宿/池袋店・藤沢店】経営者にインタビューする。 |
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