「店舗で働くのが合わないので開業したい」
「開業するためには何をしたらいいの…?」
「セラピストとして開業して、本当に成功できる?」
とお悩みではありませんか?
サロン勤務となると、どうしても店が決めた方向性や施術内容に合わせなくてはならないので、なかなか自分がやりたいことができないですよね。
またサロン勤務が未経験でも、自分のお店を持ちたいと考えている人もいるでしょう。
セラピストとして開業したいなら、やるべきことや必要資金について把握する必要があります。
そこで、この記事ではセラピストの開業について、以下の内容を解説します。
- セラピストが開業するメリット・デメリット
- 必要な資金
- 開業前にやるべきこと
- 開業後にやるべきこと
- 成功するためのコツ
この記事を読めば、セラピストとして開業することについて網羅的に理解できます。ぜひ最後までお読みください!
セラピストが開業するメリット3選

「セラピストが開業するとどんないいことがあるの?」という方のために、こちらではメリットを3つ紹介します。
- 自分のやりたい施術ができる
- 収入がアップする可能性がある
- 自分のライフスタイルに合わせて働ける
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. 自分のやりたい施術ができる
セラピストが行う施術は、以下のように非常に多様です。
- アロママッサージ
- 心理カウンセリング
- はり治療
- ヘッドスパ
一方で、サロンにはそれぞれコンセプトやメインの施術があり、サービス内容も決まっていることがほとんどです。そのため、セラピスト個人がやりたい施術やサービスを勝手に行うことは基本的にできません。
自分がやりたい施術を自由に行えるのが、開業する最大の魅力だといえるでしょう。現在勤務しているサロンのブランドイメージやコンセプトが合わないな、と感じている方は開業を検討してみてください。
2. 収入がアップする可能性がある
歩合制か固定給かでも変わってきますが、セラピストがサロンに勤めた場合の平均年収は300~400万円です。一方で、開業してサロンの経営まで自分で担うと、年収1,000万円も夢ではありません。
もちろん施術の内容を決めるだけでなく、経理やスタッフの教育などの負担は増えますが、その分成功すると大きく稼げる可能性があります。
3. 自分のライフスタイルに合わせて働ける
自分で営業時間を決められるので、現在のライフスタイルを基準にできます。例えば「子供を保育園に預けている間だけ営業する」「予約が入りやすい土日だけフルで働く」なども可能です。
限られた営業時間で収益を維持するには、リピーターを増やす必要がありますが「ライフスタイルに合わせて無理なく働きたい」という方にも開業はおすすめです。
セラピストが開業するデメリット2選

「開業すると大変なことってある?」と気になる方のために、こちらではセラピストが開業するデメリットを紹介します。
- 収入が不安定になる可能性がある
- 経営面の負担が増える
もちろんいいことばかりではないので、しっかりとデメリットも把握する必要があります。それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. 収入が不安定になる可能性がある
特に最初のうちは、収入が不安定になる可能性が高いです。開業すると自分で集客を行う必要があり、知名度が高まるまでは予約が入らないことが考えられます。
また固定給が完全になくなるので、自分の収入は自店舗の利益に依存します。景気や国内情勢など、自分ではコントロールできない要因にも左右されるので、どうしても収入は不安定になってしまうでしょう。
2. 経営面の負担が増える
資金のやりくりや納税手続きなど、経営に必要な作業をすべて自分で行わなくてはいけません。開業すると、施術以外の仕事が大きく増えます。
もしスタッフを雇うのであれば、研修などの教育に時間を割くことも必要です。
ひとりで運営するだけならそこまで経営業務は多くありませんが、サロンに勤務する場合と比べるとこなさなくてはならない作業が増えてしまうでしょう。
セラピストが開業するために必要な資金は20万円~

セラピストとしての開業を検討する上で重要なのが、必要資金です。金額は開業形態によって大きく異なりますが、主に以下の目的で資金が必要です。
- 場所代
- 内装費
- 設備費
- 消耗品代
- 広告宣伝費
- 人件費
自宅をサロンにする場合は、場所代が不要なので最も少額で済みます。以下の内訳で、約20万円から開業できます。
- 内装費 10万円
- 設備費 5万円
- 消耗品代 5万円
- 広告宣伝費 0円
広告宣伝は集客のために重要な要素ですが、SNSを使えば最初は0円からスタートできます。なお自宅とは別の場所を借りて開業する場合は、場所代が必要です。
部屋を借りるなら50万円程度、新たに店舗を建設する場合は数百万円必要だと考えましょう。
自宅も使えず、部屋を借りる予算もないという場合は、時間貸しのレンタルサロンを利用することで、予約が入ったときだけお金を支払う方式で運営を進められます。
もし「開業資金が足りない」という方は、日本政策金融金庫が行っている「新規開業資金(女性、若者/シニア起業支援関連)」などの利用を検討してみてください。
セラピストが開業するためにやるべきこと8選

「開業するためには具体的に何をしたらいいの?」という方のために、こちらではやるべきことを紹介します。
- サロンやスクールで経験を積む
- 資格を取得する
- 開業の形態を定める
- 資金を用意し開業の手続きをする
- 経営方法を学ぶ
- 集客方法を考える
- 必要なものをそろえる
- 必要ならスタッフもそろえる
開業を考えている人は必見の内容ですので、ぜひ最後まで確認してくださいね。それぞれ詳しく解説していきます。
1. サロンやスクールで経験を積む
まずは、セラピストにとって最重要事項である施術の腕を磨きましょう。すでにサロンに勤めている方は、実際の業務を通じてスキルアップするのがおすすめです。
「未経験で実務経験がないけど開業したい」という方におすすめなのが、スクールです。経験豊富なプロがノウハウをわかりやすく教えてくれるので、実際に勤務しなくてもハイレベルなスキルを身につけられます。
特にドライヘッドスパ専門店の癒し~ぷが運営する「癒しヘッドスパスクール」だと、最短3日という超短期間でプロの技術を身につけられるので「今すぐセラピストとして活躍できるようになりたい」という方にぴったりです。
技術がないと集客しても満足度が高まらず、結果として売上低下につながってしまうため、まずは自分のスキルアップに時間を使うようにしましょう。
2. 資格を取得する
アロマセラピーやドライヘッドスパなどは施術の際に必要な資格がないので、取得しなくても開業は可能です。ただし信頼性を高めて顧客獲得につなげるためには、民間資格の取得は効果的だといえます。
資格取得が特におすすめな分野は以下のとおりです。
- 心理セラピー
- リンパセラピー
- アロマテラピー
- カラーセラピー
- リフレクソロジー
それぞれの分野で、複数の団体が資格試験を実施しています。それぞれ特徴が異なるので、ご自身が資格を取得する目的を明確にして適切なものを選びましょう。
セラピストに効果的な資格について知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
>>セラピストは資格が必要?取得するメリットや15種類の仕事内容を解説
3. 開業の形態を定める
主な形態としては以下の選択肢があります。
- 自宅を改装する
- レンタルサロンを使って営業する
- 新たに賃貸を契約する
- 新たに物件を建設する
それぞれ必要な資金や、開業までにかかる準備期間が大きく異なります。ご自身が目指す理想のサロンの規模や、雰囲気を明確にしてよく検討しましょう。
最初から固定費をあまりかけたくない場合は、自宅の改装もしくはレンタルサロンの利用がおすすめです。特にレンタルサロンであれば予約が入ってから場所を確保すればいいので、赤字になるリスクを大きく抑えられます。
4. 資金を用意し開業の手続きをする
資金の用意と並行して、開業に必要な事務手続きを進めるのがおすすめです。必要書類は、個人事業主か法人化するかによって異なります。
個人事業主として開業し従業員を雇わない場合は「開業届」を税務署に提出するだけでOKです。事業開始から1ヵ月以内に提出しなくてはいけません。
法人化する場合や、個人事業主でも従業員を雇う場合は以下のような手続きが必要です。
- 雇用保険加入手続き
- 労働保険加入手続き
- 社会保険加入手続き
- 従業員名簿の作成・提出
- 法人設立届出書
自分で管理できないと感じた場合は、税理士などの専門家に任せてしまいましょう。
5. 経営方法を学ぶ
開業するとセラピストだけでなく、経営者としての考えを持たなくてはなりません。毎月必要な経費や見込み利益などを考え、利益率を最大化する方法を模索していかなくてはいけません。
「どうすれば効率よく集客ができるのか」「金額設定やメニューをどう決めればいいのか」など、経営戦略やマーケティングについても学んでおくのがおすすめです。
6. 集客方法を考える
もし最高の施術をしていたとしても、お客さんが来てくれないと意味がありません。そのため、集客にも力を入れる必要があります。
ホームページを作成したり、SNSで発信したりして、まずは自分のサロンの知名度を高めていきましょう。広告予算に余裕があるなら、ホットペッパーなどの集客サイトに掲載を依頼することもおすすめです。
7. 必要なものをそろえる
施術に必要なものをリストアップし、予算と照らし合わせて購入しましょう。施術内容によりますが、主に以下のようなものが必要です。
- 施術用ベッド
- タオル
- 待機用のソファ
- アロマオイル
レンタルサロンであれば最初からベッドやソファが用意されていることがほとんどなので、状況に応じて利用するようにしましょう。
ある程度軌道に乗ったタイミングで、自分の店舗づくりに力を入れることもおすすめです。
8.必要ならスタッフもそろえる
自分以外のスタッフを雇う場合は、開業前に人手を集める必要があります。セラピストの質はサロンの質に直結するので、慎重に人材を見極めましょう。
求人サイトやSNSを利用するのがおすすめです。スタッフの研修期間も考慮して、求人を行うようにしてくださいね。
セラピストが開業した後にやるべきこと3選

「開業したらまずは何をやればいいの?」という方のために、こちらでは開業後にやるべきことを紹介します。
- 開業届を提出する
- 知人をモニターにしてテスト運営を始める
- 帳簿を用意する
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. 開業届を提出する
事業開始から1ヵ月以内に提出する必要があります。所得税の申告に関わる、重要な書類です。開業届を提出すると、確定申告で「青色申告」ができるようになります。
青色申告では最大65万円の特別控除が受けられるので、確定申告や翌年の国民健康保険料を節税可能です。
正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」で、税務署で直接もらうか国税庁のホームページからダウンロードすることで入手できます。
2. 知人をモニターにしてテスト運営を始める
開業したばかりの段階では知名度や口コミがないので、サービスを無料 or 低価格で受けてくれる知人を探しましょう。実際に施術を受けてもらい、感想や意見を聞いてサービス内容を検討します。
テスト運営は「お客様のニーズ」を把握し、ぴったりのサービス内容を用意して実際のお客様からも高評価を得られるようにすることが狙いです。
立地やターゲット層によっても、適切なサービス内容は変わってきます。複数人にモニターをお願いできると効果的です。
3. 帳簿を用意する
開業すると、確定申告を行う必要があります。申告の方法を問わず帳簿の作成と保存が義務付けられているので、開業したら必ず用意しましょう。
帳簿には「主要簿」と「補助簿」があり、青色申告をするためには両方必要です。簡単に帳簿をつけられるサービスもあるので、ぜひ利用してみてください。
セラピストが開業して成功するための2つのコツ

「開業してうまくいくか不安」という方のために、こちらでは成功するコツを紹介します。
- スキルアップを続ける
- お客様の声を重視する
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. スキルアップを続ける
開業して満足するのではなく、継続的にスキルアップすることでお客様の満足度を高められます。セミナーに参加したり、スクールに通ったりするのがおすすめです。
よいサービスを提供し続ければリピーターも増え、口コミも広がります。休業日や営業終了後の時間を活用できる短期集中型のスクールや、通信講座なども活用してみましょう。
2. お客様の声を重視する
お客様の声を聞ける仕組みをつくり、寄せられた意見には真摯に対応するのがおすすめです。お客様の声を随時サービスに反映させていくと、満足度を上げられるだけでなく信用も獲得できます。
お客様あっての仕事であることを忘れずに、取り組みましょう。
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